トラックの燃料タンク概況と燃料消費量

乗用車の場合は燃料タンクはボディの中の見えないところに収まっていますが、トラックの場合はキャビンの後部を荷台とするため、フレームの外にタンクが配置されていることが必然的となります。外側から見るとタンクはそのまま見える状態で露出しており、シャーシと同様に黒くペイントされており、タンクのみが赤や黄色にペイントされていることがあります。トラックは大型貨物輸送やその他多くの荷物運搬が目的となる車両で、より多くの荷物を積み込むために、荷台のスペース確保が優先となり、どうしても露出でないといけないという理由もあります。大型トラックは多くの荷物を運ぶために自重も重く頑丈な材質で作られていることから、走行に多くの燃料を必要とするため、大きめのタンクが取り付けられています。使われる用途や車両の大きさによりタンクの大きさが異なりますが、もっとも大きなタンクを搭載しているトラックは、長距離輸送を目的とした大型トラックで、最大400リッターのタンクを搭載していることがあります。

400リッターと言えば、通常の車で50リッタータンクを搭載した車のおよそ8個分です。ドラム缶が1本200リッターですので2本分の容量の燃料を一挙に搭載することが出来ます。ドラム缶2本分の燃料で普通車の8倍の搭載量と言っても8倍の走行ができるわけではなく、用途通りの大型エンジンを搭載しており、もっとも大型のトラックのエンジンは25000ccで国産大型セダンのおよそ8倍から10倍のエンジンを搭載しているため、単純に考えても燃料消費も8倍から10倍となります。そのため、大型トラックでは1リッターあたりの燃料の使用量が3キロから4キロという程度で、積み荷が多く、夏場にエアコンを使用したり、冷凍及び冷蔵輸送となるともっとも燃費が悪くなります。

そのために大きなタンクを搭載して多くの燃料を入れて走るのです。

燃料消費量が1リッターあたり4キロであれば400リッターの燃料使用量で、1600キロ走行が可能であり、長距離輸送が十分可能となります。400リッターの燃料を搭載するとなると、一度に5万円から6万円の燃料搭載が必然化し、燃料の高騰が業者のもっとも頭の痛い問題となります。また、大型のトラックは導入費用が大きく、経費として負担がともに大きくなるため、車両を中古として導入する業者も少なくはありません。

近年ではハイブリッドトラックやアイドリングストップ機能を搭載した車両が販売され、燃料の消費が少ない工夫もされています。