パッカー車の構造はどうなっているか

パッカー車が日本に紹介され使われ出したのは戦後の復興期からです。舶来の輸入車として登場したのが始まりです。パッカーという名称の由来は当時の車両のフロントグリルに「PACCAR」というロゴマークが付いていたことによります。

今まで見たこともない異様な巨体車、そして聞いたこともないガーガーという大音響で、ゴミを瞬く間に飲み込んでいく姿はとても驚かれたことでしょう。車体の正式名称など誰も知り得ませんから「パッカーだ!」と興味深そうに騒いだりしているうちにこう言われるようになったようです。この車は実はごみ収集車のことで国内で最も普及している機械式のごみ収集車は、収集したごみを自働的に荷箱に圧縮して押し込む装置を備え付けています。一般家庭のごみ収集には、回転プレートで押込む機構の2トン車が多く用いられていますが、実際の積載量はごみの材質による差がありますが1トン~1.5トンとされています。プレス方式によって形を小さく潰しながら箱型の大容器に押し込む構造なので、ごみが散らばるのを防ぎ、積載能率を上げることができます。プレス機の構造は強力であり、一般的な家具などは簡単に押し潰す力があります。

また悪臭対策も取られており生ごみなどを収集する際に発生する悪臭の原因となる水分を、外に垂れ流すのを防ぐためにボディの下には汚水タンクが装着されています。収集車は一般ごみの他に粗大ゴミや不燃ごみの回収にも用いられますが、ガスボンベや石油ファンヒータ、スプレー缶等の危険物がプレス板に押し潰される時に爆発を起すこともある為取り扱いには十分注意する必要があります。粗大ごみなどの回収には回転板方式車は不向きで、しばしばストップしてしまうこともあります。ごみの積み込み作業は人の力で行うのが一般的ですが、都市部などでは収集コンテナを置いておき、コンテナをごみ収集車のリアにあるリフトに接合してこれを反転し、テールゲートの内部へ投入することができる車種もあります。荷下ろしの際にはダンプ方式または押出方式です。また車両には助手席からの作業員の乗降を便利にするため、助手席側のドアーがスライド方式のものもあります。また国内の一部の地方公共団体やアジアの新興国などでは、来たことを周りの人たちに知らせるための電子音の音楽を鳴らしながら回収作業にあたることもあります。アメリカではアーム装着のごみ収集車も活躍しています。一般的に日本のものよりも大型車を使用しているようです。